身元保証サービス(高齢者等終身サポート事業)は、家族がいれば頼んでいたことを、契約にもとづいて事業者が引き受けるサービスです。おひとりさまが、入院や施設への入所、亡くなった後の手続きに備えて利用します。
頼めることは大きく3つ
区分 | 主な内容 |
|---|---|
身元保証 | 入院・施設入所のときの身元保証人、緊急連絡先、入院費などの支払いの保証、退院・退所のときの手続き |
日常の支援 | 緊急時の駆けつけ、通院や買い物の付き添い、役所や銀行の手続きの手伝い、定期的な安否の確認 |
亡くなった後の手続き | 役所への届け出、葬儀・納骨、遺品の整理、公共料金や契約の解約、関係者への連絡 |
事業者によって、3つすべてを引き受けるところと、一部だけを引き受けるところがあります。また、同じ「身元保証」でも、駆けつけが含まれるかどうかなど、中身は事業者ごとに違います。
頼めないこと・注意が必要なこと
- 医療の同意。手術などの医療行為に同意できるのは、原則として本人です。事業者は本人の意思を医療機関に伝える手伝いはできますが、本人に代わって同意することはできません。元気なうちに、受けたい医療についての希望を書き残しておくと安心です。
- 財産の管理の一部。判断する力が落ちたあとの財産の管理は、任意後見などの別の契約が必要になることがあります。契約の種類の違いを参照してください。
- 遺産の分け方を決めること。財産を誰に渡すかは、遺言で決めます。身元保証の契約だけでは決められません。
保証人がいないと入院できない?
入院や施設入所の書類には「身元保証人」の欄があることが多く、不安に感じる方も多いと思います。国は医療機関に対して、身元保証人がいないことだけを理由に入院を断らないよう求めています。
それでも実際には、緊急時の連絡先や、退院の手続き、入院費の支払いについて、誰が対応するかを聞かれます。身元保証サービスは、その役割を引き受けるものです。
いつ考え始めるとよいか
契約には、判断する力がしっかりしていることが必要です。急な入院のあとで探すと、比べる時間がとれません。まだ元気な50代・60代のうちに情報を集め、候補を2〜3社にしぼっておくと、いざというときに慌てずに済みます。
よくある質問
身元保証サービスは何歳から使えますか?
年齢の条件は事業者によって違います。多くの事業者は、契約に必要な判断する力があれば、50代・60代から申し込めます。元気なうちに比べておくと、急な入院のときに慌てずに済みます。
身元保証人がいないと入院できませんか?
国は医療機関に対して、身元保証人がいないことだけを理由に入院を断らないよう求めています。ただし、緊急時の連絡先や退院の手続き、入院費の支払いについて、誰が対応するかを聞かれることがあります。
手術の同意を事業者に頼めますか?
医療行為への同意は、原則として本人が行います。事業者は本人の意思を医療機関に伝える手伝いはできますが、本人に代わって同意することはできません。
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